親バカ承知ですが猫たちの紹介ページです。^^


まずは長男猫のランディ。
1994年生まれ。オス。去勢手術済み。
2009年1月9日 14歳6ヶ月で永眠。

当時最初の結婚をしたばかりだった「かあちゃん」が、車も仕事もなくて退屈だというので猫を飼いたいといいだし、
サンディエゴの北、カールスバッドという街のショッピングモール内の小さなペットショップの店頭で見つけたのが彼だった。

他の猫10匹ほどと小さなオリの中で団子状になって眠っていた生後2ヶ月のキジトラ猫。
俗に「パティオ・キティ」と呼ばれる、里親になってくれる人を待つMix猫の仔猫が、
こういったペットショップにはよくいるのである。
くっきりはっきりしたトラ縞模様と、コウモリみたいに大きな耳がかあちゃんに気に入られ、きょうだいたちの中から選ばれたのであった。

ランディという名前の由来は、
すでに他界しているランディ・ローズという伝説のギタリストの愛用していた水玉模様のギターと、
仔猫のおなかの水玉模様が似ているところからつけられた。

かあちゃん命で甘えん坊ではあるが、自分より若い猫の面倒を実によくみるいいお兄ちゃん。
生後半年で去勢手術を受けたが、実はその前日にアパートのお隣さんから
「ぜひうちの猫のお婿さんに」とのオファーを受ける。
当時のとうちゃんから「最後のチャンスだ、行け!」といわれそのメス猫のところに行ってみたものの、
うっふんあっはんと悶えるメス猫にすっかりビビってしまい、
人生最初で最後のチャンスをあっけなく棒に振ってしまったという過去を持つ。
翌日、予定通りタマを抜かれてしまった。生後半年じゃ無理だったのね。ははは。

親バカ丸出しでいわせてもらうと、たいへん頭がいい猫である。
名前を呼べば必ず「んにゃ?」と返事をし、こちらのいうこともかなり理解しているようだ。
誰もが認める「かあちゃんの一番お気に入り」として君臨しているのである。

ランディは2009年1月に永眠しました。加齢による腎不全でした。


次男猫みいちゃん。
1996年生まれ。オス。去勢手術済み。

ランディが2歳になったころ、もう一匹欲しいな...ということになり、新聞で「仔猫の里親随時募集」の個人広告をチェックし始める。
そしてそれからすぐに、アパートのすぐ近くで捨てられた仔猫たちの里親探し活動をしている女性の家に行くことになった。

仔猫部屋に遊ぶ10匹ほどの仔猫の中で、一番恥ずかしがりやだったのが黒っぽいちょっとフワフワした仔猫だった。
はしゃぎまわる仔猫たちの中で、このコだけはカーテンのかげに隠れてモゾモゾしてる。
実は一度は人なつこいハチワレグレーのコを選ぶ気になっていたのだが、
こんな恥ずかしがりやのコ、誰かに気に入ってもらえるのかなあ...とこの黒っぽいコが気になってしかたない。
結局、人見知りしないグレーのコはきっとすぐに里親希望者が現れるだろうということで、このシャイなフワフワ猫がうちに来ることになった。

仔猫はメスだといわれていたので、「ミスティ」と名づけられた。
「ミスティ」がいつの間にか「みいちゃん」となり、面倒見のいいランディお兄ちゃんの「妹分」としてひと月ほどたったある日。
里親探しをしていた人から連絡があり、不妊手術をすることになった。みいちゃん生後3ヶ月。

しかし獣医さんに預けたその日、病院側から電話がある。
「あのね、今日預かった「ミスティ」ちゃんですけどね、このコ、オスですよ」

「...へ?...オス?!」

「両方の睾丸が体内に残ったままで外に下りてきてなかったんです。そうなると性の判別はちょっと難しくなっちゃうんですよね。
で、睾丸のほうは体内に残したままだとよくないので、開腹して取り去りました」

びっくりした〜。仔猫の里親を探していたあの女性もメスだと思っていたし。
このことを聞いた彼女は申し訳なさそうにいった。
「男の子だったんだって?オス猫だといらないかしら...?」
そう、最初のランディがオスだったので、私たちはメスを希望すると彼女に伝えていたらしい。

いらないわけないではないか!
だってみいちゃんはすでに名前を呼ぶと走ってくるまでに私たちになついていたのだから。
別に仔猫を生ませようってわけでもないし、オスでもメスでもなんでもいいよ。

みいちゃん本人が「みいちゃん!」という名前に反応するようになっていたこともあり、
ちょっと女の子っぽい名前だけど名前もそのまま「みいちゃん」になってしまった。

というわけで、ランディには突然弟分ができたのであった。

実は心臓の弁の一つが閉じているとかで、仔猫のころから心臓に雑音アリといわれていたのだが、
何事もなくスクスクと育ち(すぎ)、今では9kgの大猫である。
ランディのことが大好きで尊敬もしているみいちゃんは、その巨体に似合わず優しく温和で、仔猫みたいな声で「ふにゅぅ...」と鳴く。

みいちゃん


長女猫ピーチ。
1997年生まれ。メス。不妊手術済み。

ピーチは予定外にうちのコになった。
当時の同僚がある日職場でいった。「うちのママのところで仔猫が4匹生まれたんだけど、誰か欲しい人いない? すっごく可愛いのよ」

彼女のお母さんが仔猫たちを連れて遊びにくるという日、私ものこのこ出かけていった。
もう1匹迎え入れる気はあまりなかったのだが...
そこで見たのは...ちっちゃくて元気いっぱいの、生後2ヶ月くらいの仔猫たち。
別の同僚も遊びにきていて、彼女は4匹の中の黒猫を貰っていくという。
彼女のうちにはすでにメインクーンのオスがいるのだが、もう1匹欲しいのだとか。

また別の同僚も薄い色合いのサビ猫を貰っていくという。
なんだかここにきて「仔猫モード」の値がどんどん上がっていく私...

で、連れて帰ってきてしまった。グレーの地にうっすらタビーが入った女の子。
当時の夫は笑っていった。「連れてくるんじゃないかと思ってた〜!」
そうしてランディとみいちゃんに「妹」ができたのである。 名前の由来は英語の「Peachy=(とっても元気な)」から。
(日本語では「ピーチ」と表記しているが本当は「Peachy」)

この妹、なぜか生後6ヶ月で体の成長が止まってしまった。
小さな頃は「わーやっぱり仔猫の成長って早ーい」と思っていたのだが、6ヶ月を過ぎたある日ふと思う。
「あれ、最近成長してなくない?」そしてそのまま。今でも体重2.3kgの超軽量級である。

しかし小柄な体の中には爆弾がつまっていた。 とにかく気難しくて、おまけに怒りっぽくケンカっ早いのだ。
普段はもちろん可愛いのだが、気に入らないことがあると相手がかあちゃんでもシャーッ!と吹く。
4歳くらいで少しはこの短気な性格も収まったように見えたのだが、
2007年に入って初めて大きな引っ越しを経験及びにティーニーという新たな同居猫の登場で
また少し気難しい性格が頭をもたげてしまったようにも感じる、困ったチャンなのである。

しかし毎晩かあちゃんの枕の横で眠るのは彼女だけ。ゴロゴロ喉を鳴らしながらペロペロと人間の鼻先を舐めてくれる。
ゴハンが欲しいときには小首をかしげ思い切り可愛いコぶってにゃあぁぁん?と尻上がりに鳴いてみせる。
そんなときの彼女はまるで反抗期の小娘が意外に可愛い一面を見せるようで、
かあちゃんにとってはやっぱり愛しいピーチちゃんなのであった。

ピーチ


次女猫ティーニー。
2002年生まれ。メス。不妊手術済み。

現在の同居人Jのお母さんの友人が、ある日路上をトボトボさまよっている真っ黒い仔猫をみつけた。
痩せこけてフラフラしているみすぼらしい仔猫を拾った彼女は、そこから数十メートルの距離の、すでに猫3匹と暮らすJのお母さんのところに連れていく。
もともと猫大好きのJのお母さんはひと目見てその黒猫を受け入れることにし、捨て仔猫は家族の一員になった。

英語では「とっても小さい」を表すときに「ティーニータイニー」という形容詞を使う。
拾われたときにとても小さかった彼女は、先住猫の3匹が大きかったこともあって、からかい半分にそう呼ばれていたのが、
いつの間にか「ティーニー」という名前になったらしい。

その後Jのお母さんはイリノイ州に引っ越すことになり、カリフォルニアに残ったJがティーニーを連れてアパートに住み始める。
その後しばらくティーニーは一人っコとしてJと暮らしていたのだが、2007年に入って飼い主同士が同居生活を始めたために3匹と一緒に暮らす羽目になった。

最初はピリピリするほどお互いに緊迫した雰囲気が漂っていたティーニーと3匹であるが、
今では寄り添って仲良くお昼寝...とまではいかないものの、
お互いに同居猫として存在を認め合ってはいるようである。

なぜかみいちゃんにストーキングされているが、どうもティーニーはランディお兄ちゃんが好きらしい。
頼りになるオスはやっぱりモテるのだ。

ティーニー


グループショット今昔